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インタビュー:取締役経理部長

── 取締役経理部長

金融界から転身した取締役が語る、
石澤工業の「現場力」と「組織の風通し」

見えない基礎にこそ、誠実さを

プロフィール

窪塚さん 石澤工業株式会社 取締役(経理・総務・人事統括)

大学卒業後、定年を迎えるまでの約40年、一貫して金融機関(信用金庫等)に勤務。融資や顧客管理のプロフェッショナルとしてキャリアを積む。2015年7月、縁あって石澤工業株式会社へ入社。金融業界で培った「数字への厳格さ」と「対話の力」を武器に、現在はバックオフィス全般を統括。2021年10月に取締役に就任し、経営の舵取り役として社長を支えている。

40年の金融キャリアを経て、
未知なる「モノづくりの世界」へ

── まずは、異業種である石澤工業へ入社された経緯を詳しく教えてください。

私のキャリアのスタートは信用金庫でした。そこから定年を迎える60歳まで、文字通り「お金」と「信頼」に向き合い続ける毎日でしたね。定年が近づき、これからの人生をどう過ごそうかと考えていたとき、偶然にも石澤工業の前任の経理担当者が退職することになったんです。

そこで、長年お付き合いのあった東京ベイ信用金庫を通じて「誰か適任はいないか」と打診があったのが、私と石澤工業の出会いでした。

正直に言えば、最初は戸惑いもありました。建設業界は、これまで私がいた堅実な金融の世界とは正反対のイメージがあったからです。しかし、実際に社長とお会いし、会社が抱える課題や未来への展望を聞く中で、「これまでの自分の経験が、この会社の成長に直結するのではないか」という確信に変わりました。2015年に入社し、気づけば11年目。今ではこの「モノづくりの現場」の熱気が、私にとっての日常であり、誇りになっています。

「聖域なき管理」が、社員と会社を守る盾になる

── バックオフィスの統括として、特にこだわっている「石澤流」のルールはありますか?

最も大切にしているのは、「透明性の確保」です。中小企業だからこそ、お金の流れを誰が見ても一点の曇りもない状態にしておく必要があります。

例えば、社内の金庫管理。これは私の「聖域」としています。たとえ社長であっても、私を通さずに1円たりとも触らせない。社長が仕事で急ぎの現金が必要な際も、必ず伝票を書き、仮払い処理を徹底してもらっています。

なぜそこまで厳格にするのか?

それは、ルールを曖昧にすることが、結果的に社員を疑うような不幸な事態を招くからです。管理を徹底することは、社員が安心して仕事に集中できる環境を守ることと同義だと思っています。

また、仕事の進め方として徹底しているのは「悪い報告ほど先に、かつ最速で上げる」こと。トラブルを自分の中に溜め込むと、精神的な負担が増えるだけでなく、会社が打てる対策の選択肢が減ってしまいます。幸い、当社の社長はどんな報告もまずは「わかった」と受け止めてくれます。感情的に怒鳴るようなことはありません。この「心理的安全性」があるからこそ、私も含め全員が嘘をつかずに仕事ができるのだと感じています。

現場の「丁寧さ」と、協力会社との「絆」が生む競争力

── 取締役という俯瞰した立場から見て、石澤工業の本当の強みはどこにあると感じますか。

一言で言えば、「圧倒的な誠実さ」です。それが二つの形となって表れています。

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1. 施工の丁寧さ

当社の職人たちは、とにかく仕事が丁寧です。鉄筋を組む作業は、完成すればコンクリートの下に隠れてしまいます。誰にも見られない場所だからこそ、手を抜こうと思えば抜けてしまう。しかし、当社のメンバーは「自分たちが納得できない仕事はしない」という職人魂を持っています。このクオリティへのこだわりが、元請け様からの厚い信頼に繋がっています。

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2. 協力会社(2次会社)への配慮

過去の建設業界では、協力会社さんを「下請け」として冷遇する風潮がゼロではありませんでした。しかし一貫して石澤工業は違います。彼らが困っていれば親身に相談に乗り、要望があれば可能な限り応える。結果として、協力会社さんの定着率が非常に高く、「石澤さんの現場なら喜んで行くよ」と言っていただける関係性が築けています。人手不足と言われるこの業界で、質の高い職人さんを安定して確保できていることは、石澤工業の大きな強みです。

意思決定の速さが、社員のストレスをなくす

── 社内の雰囲気や、石澤工業ならではの働きやすさについて教えてください。

特筆すべきは、「会議の少なさ」と「決断の速さ」でしょう。当社には、形骸化した会議がほとんどありません。月曜と金曜に要点を絞ったミーティングを行う以外は、必要なときに、必要な人間が、その場で話して決める。

私のデスクは社長と同じ空間にありますから、何かあれば「社長、これどうします?」とその場で相談し、1分後には答えが出ています。承認印をもらうために書類を回して何日も待つ……なんてストレスは皆無です。このスピード感は、変化の激しい現代において最大の武器ですし、働く側にとっても非常に心地よいものだと思います。

求めるのは、「素直さ」という名の才能

── 今後の組織拡大に向けて、どのような方と一緒に働きたいですか?

部署によって求めるスキルは異なりますが、根底にある共通項は「誠実であること」です。

部署 求める人物像・スキル
事務・バックオフィス 正確な事務処理能力に加え、気配りができる方。将来的には、金融機関や外部パートナーとの交渉を任せられるような、コミュニケーション能力の高い方を歓迎します。
現場・工場スタッフ 「休まない」「体力がある」という基本が何より大切です。また、職人の世界は個性が強い人も多いため、周囲のアドバイスを素直に聞ける「人当たりの良さ」が成長を早めます。

求職者へのメッセージ:
街の「骨組み」を造る、誇り高き仕事

── 最後に、入社を検討されている方へ一言お願いします。

建築の仕事の面白さは、「二つとして同じ現場がない」ことです。どんなに大きなビルでも、住宅でも、土地の形や構造によって毎回ドラマがあります。その一つひとつに真剣に向き合い、形にしていく手応えは、他の仕事ではなかなか味わえません。

私たちが組む鉄筋は、建物が完成すれば、二度と人目に触れることはありません。しかし、大地震が来ても、何十年という月日が流れても、その建物を支え続け、人々の命を守っているのは、私たちが組んだ鉄筋です。

「見えないところで、世界を支えている」この言葉にワクワクする方、ぜひ石澤工業の門を叩いてみてください。あなたの誠実さが、誰かの日常を支える力になります。一緒に、誇りを持てる仕事をしましょう。

NOTE

取材後記

インタビューで最も印象的だったのは、取締役が語る「数字への厳格さ」と「現場への深いリスペクト」の絶妙なバランスです。金融界で長年キャリアを積まれたプロの視点が、石澤工業というモノづくりの集団に「安心」という確かなスパイスを加えているのだと感じました。

また、社長と同じ空間にデスクを構え、軽やかにコミュニケーションを取る姿からは、同社の「風通しの良さ」が単なる言葉ではなく、日常の風景であることが伝わってきました。

「見えない部分にこそ、誠実さを」。その姿勢は、彼らが組む鉄筋そのもののようであり、取材を通じて、この会社が築き上げる「信頼の骨組み」の強さを垣間見た気がします。

共に未来を築く仲間を募集しています

石澤工業で、あなたの可能性を最大限に発揮してください。